なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

水を蹴立てて飛び去るビロードキンクロ

ビロードキンクロ連載第4回目「水を蹴立てて飛び去るビロードキンクロ」を掲載します。

日の出海岸で採食していたビロードキンクロは、ふいに、水を蹴立てて飛び立ちました。

それと同時にあたりにいたスズガモも飛び立ちました。

体の重いビロードキンクロたちは、自ら直ぐに浮上できないため、水を蹴立てて助走して飛び立ちます。

飛行途中で3羽合流して仲良く飛んでいきました。

これでビロードキンクロの連載は終わりです。

そろそろ鴨たちも北帰行する時期になっています。


 「引鴨や 朝和(あさなぎ)つづく 舟のみち」 (胡準 「はたけせり」)

      
注:引鴨(ひきがも):春の季語で、春先にカモが北方へと飛び去ることをいう。
注:朝和(あさなぎ)=朝なぎ(凪)=あさなぎ=海岸地方で海風と陸風が入れ替わるときに起こる風の無い状態