なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

また咲きました マリアンデール

f:id:digibirds:20201007080836j:image

上の写真は、Ymobileスマホのエクスペディア8で撮影しました。

母の日に買ったバラ、マリアンデールの赤い花がまた、咲きました。

2020年の母の日は、5月10日(日)でした。

もう秋の10月7日になりました。

小さなバラが夏を耐え、頑張って今咲いています。

 

喫茶去

古関裕而大全集

を聴く
f:id:digibirds:20201007083510j:image

決定盤 栄冠は君に輝く 

    古関裕而大全集

DISC-1

1.NHKスポーツ放送テーマ スポーツ・ショー行進曲* / コロムビア吹奏楽


2.オリンピック・マーチ* / 斎藤徳三郎・指揮 陸上自衛隊中央音楽隊


3.栄冠は君に輝く*(全国高等学校野球大会の歌) / コロムビア合唱団


4.巨人軍の歌闘魂こめて〜* / 守屋浩、三鷹淳、若山彰コロムビア男声合唱


5.阪神タイガースの歌六甲おろし〜* / コロムビア合唱団

 
6.紺碧の空* / 早稲田大学グリー・クラブ


7.我ぞ覇者* / 慶応義塾大学ワグネル・ソサエティ


8.NHKラジオ「ひるのいこい」テーマ音楽* / コロムビア・オーケストラ


9.NHK日曜名作座」テーマ音楽* / コロムビア・オーケストラ


10.NHKラジオ「早起き鳥」の歌* / 三鷹淳、真理ヨシコ


11.NHKラジオ「今週の明星」の歌* / コロムビア合唱団


12.とんがり帽子 / 川田正子コロムビアゆりかご会


13.さくらんぼ大将 / 川田孝子、コロムビアゆりかご会


14.さくらんぼ道中 / 古川ロッパ、土屋忠一


15.じろりんたんのうた / 安西愛子、杉の子子ども会


16.花はなんの花(五木の子守唄) / 山口淑子


17.別れのワルツ / ユージン・コスマン管弦楽団


18.アニー・ローリー / ユージン・コスマン管弦楽団


DISC-2

1.船頭可愛や / 音丸


2.露営の歌 / 中野忠晴、松平晃、伊藤久男霧島昇佐々木章


3.愛国の花 / 渡辺はま子コロムビア女声合唱団


4.暁に祈る / 伊藤久男コロムビア男声合唱


5.若鷲の歌 / 霧島昇、波平暁男


6.雨のオランダ坂 / 渡辺はま子


7.夢淡き東京 / 藤山一郎


8.白鳥の歌 / 藤山一郎松田トシ


9.みどりの歌 / 藤山一郎安西愛子


10.フランチェスカの鐘 / 二葉あき子


11.長崎の鐘 / 藤山一郎


12.イヨマンテの夜 / 伊藤久男コロムビア合唱団


13.白いランプの灯る道 / 奈良光枝


14.あこがれの郵便馬車 / 岡本敦郎


15.ニコライの鐘 / 藤山一郎


16.君の名は / 織井茂子


17.黒百合の歌 / 織井茂子


18.高原列車は行く / 岡本敦郎


19.サロマ湖の歌 / 伊藤久男


20.荷物片手に / 森繁久彌

 

NHKの朝ドラで予科練のシーンがあったので、このCDを聴いてみたくなりました。

早速、聴いてみました。

戦前、戦中、戦後の昭和が、このCDにつまっています。

ほとんどの歌を知っています。いくつかの歌は、歌えます。

スボーツの行進曲、高校野球プロ野球応援歌、NHKラジオの懐かしいテーマ曲など、私の人生とダブリます。

古関裕而戦時歌謡は、祖国を思う日本人の心情が見事に歌われています。

戦時歌謡短調の曲が多いのも特徴かもしれません。庶民は、戦争にいやいや出征したことが滲み出ているように感じました。

昭和モダンや戦後の歌謡には、物資は、不足していても、明るく過ごそうとする庶民の願いも感じました。

痩せ我慢が、日本人の心情なのでしょうか? いや、そうではなく

 

敷島の大和心を人問はば

   朝日ににほふ山桜花

      本居宣長

 

しきしまのやまとごころをひととはば

あさひににほふやまざくらばな

 

の心境なのでしょうか?

 

本居宣長のこの歌は、 六十一歳の時の自画像と共に書かれた歌です。

 

現代語訳
 

大和心とは何かと人が尋ねるなら、

朝日に照って輝く山桜の花

(であるとこたえよう。)

 

日本人である私の心とは

朝日に照り輝く山桜の花の美しさを知る

その麗しさに感動する

そのような心です。

 

本居宣長記念館HPより)

 

喫茶去

藤山一郎とその時代

を読む


f:id:digibirds:20201007173400j:image

 

岡本太郎とともに学んだ慶応幼稚舎時代。アルバイトで「酒は涙か溜息か」を吹き込んだ東京音楽学校時代。南方の島で苦難の日々を送った戦中戦後。「長崎の鐘」で結ばれた永井隆博士との交流。社会奉仕に取り組んだ晩年…。綿密な取材で、日本の近現代史のなかに浮かび上がった人気歌手八十二年の生涯。

 


目次
プロローグ-急逝
1 第一の母校・慶応
2 音楽学校の青春
3 歌手「藤山一郎」の誕生-「酒は涙か溜息か」
4 テイチク時代-「東京ラプソディー
5 戦争そして軍歌
6 南方へ
7 収容所のアコーディオン
8 荒野にひびけ-「長崎の鐘
9 若く明るい歌声に-「青い山脈
10 四三回の紅白
11 流行歌への疑問
12 奉仕の精神をいかす
13 日本の自動車史を生きる
14 最後の作曲
エピローグ-冨士霊園

 

戦後世代の私は、戦争経験がありません。

戦争中の世相が伝わってきました。

藤山一郎は、楷書の歌手と言われていますが、彼の人生も楷書の人生だったと思いました。

その時代を彼は懸命に生きています。

勉強になりました。

 

もう戦後75年たちました。

 

私も齢75歳、後期高齢者になりました。

今まで戦後の復興期、高度経済成長期、失われた30年の低経済成長期と生きてまいりました。

コロナ禍以後の世界に突入する今後が気がかりですが、私も懸命に生きて行くつもりです。