なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

慈照寺銀閣

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上の写真は、Ymobileスマホのエクスペディア8で撮影しました。

私の友人が京都の銀閣寺に行ったのでスマホ撮影してメールで送ってくれました。

10月22日朝の撮影とのことです。

 

銀閣(国宝)は、観音殿として質素高貴な意匠であり、東求堂は日本最古の書院造りで、住宅建築遺構として国宝に指定されている。 庭園(特別史跡特別名勝)は、白砂を段形に盛り上げた銀沙灘(中国の西湖の型)や、向月台が、月の光を反射して銀閣を照らすという。

 

慈照寺は、京都市左京区銀閣寺町にある臨済宗相国寺派の寺院。相国寺の境外塔頭です。観音殿から銀閣寺として知られています。正式には、東山慈照禅寺と号するそうです。山号は東山。開基は足利義政、開山は夢窓疎石とされていますが、夢窓疎石は実際には当寺創建より1世紀ほど前の人物であり、勧請開山とのことです。

足利義政は、1473年に息子・義尚に将軍職を譲ると、そのまま隠居してしまいます。同時に東山の月待山麓銀閣寺を建てはじめます。

この場所には、かつて浄土寺という寺があり、応仁の乱で焼失していたのでした。


義政の心の中には、祖父である足利義満金閣寺にあやかりたいという思いがあったのかもしれません。その一方で、戦乱の中で京の都も荒廃し、幕府財政も決して豊かではない中での建築だったため、義政は臨時の税金や労役という民衆に負担を押しつける形で工事に着手してしまいます。

そうした中でも義政は書画に囲まれ、茶の湯に親しむなどの風流な生活を送っていたのだそうです。義政の政治能力に対する疑問符がつきますね。

 

喫茶去

矢野康治・財務事務次官の論文「財務次官、モノ申す『このままでは国家財政は破綻する』」への

反論を、米エール大学名誉教授で元内閣参与の浜田宏一氏がNewsweek誌に寄稿した

Yahooニュースより転載

財務省の矢野康治事務次官が日本の財政事情を憂い、「このままでは国家財政は破綻する」という論文を『文藝春秋』11月号に発表した。官僚のいわばトップの位置にある者が、財政の基本問題について率直な意見を表明したことで注目を集めている。同論文は「人気取りのバラマキが続けばこの国は沈む」と、新型コロナ禍で緩くなった財政措置をいさめ、その理由として、


(1)日本政府の財政赤字債務超過は世界でずば抜けて悪い。
(2)このままでは日本の財政は破滅する。タイタニック号が氷山に近づいているのを皆気づいていない。

ということを諄々(じゅんじゅん)と説いている。

しかし内容についてみると、矢野氏の論文の暗黙の前提条件と経済メカニズムの理解に関しては多く問題があり、同論文の主張に従って財政政策を変えれば、かえって国民のためにならないと憂慮せざるを得ない。

第一に矢野氏が前提条件とする日本の財政事情が世界で最悪だとする事実認識は間違っており、第二に、同氏の論拠とする政府の貸借勘定も家計と同様にバランスせよという考え方はマクロ経済学上も誤っている。そして第三に、矢野氏の念頭には財政バランスが先行して、コロナ下で苦しむ国民の福祉を上からの目線で見るところがある。同論文の内容は、財務省に昔から伝わる「役所の勝手な論理」をそれが絶対的に正しいかのように信じて主張する文書としか見えない。

要するに、矢野氏の論文が警告する「タイタニックの近づく氷山」そのものが虚構なのである。コロナ禍で今の世代は生死にかかわる限界状況に直面しているのに、矢野氏の言う「ワニの口を閉じよ」とは、予算の帳尻を合わせよといっているに過ぎない。財務省の利害、予算のバランスが国民の真の福祉よりも優先されることになることを私は真剣に恐れる。

以下略

 

矢野財務次官は、2005年の彼の出版本

「決断!待ったなしの日本財政危機―平成の子どもたちの未来のために」

でも我が国の財政破綻を訴えています。

16年後の2021年にも同じことを主張しています。

彼の言うとおりなら、既に我が国は、財政破綻している筈です。

何時も財務省が、国民を脅して財政破綻を訴え増税を主張するのは悪意としか考えられません。

彼の文藝春秋の論文は、内閣参与経験者3人から前提の間違えを指摘されています。

財務省官僚トップとして恥ずべきものと考えられます。