なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼公園の紅梅

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手賀沼公園の紅梅が咲いています。

少しづつ春が近づいています。

 

話折りつれば 袖こそにほへ 梅の花
題しらず

  古今和歌集 よみびとしらず

 


折りつれば 袖こそにほへ 梅の花 有りとやここに うぐひすのなく

                       

 


梅の花が咲く枝を折ったので、私の袖に、梅の香りがつき、これほどまでに漂っているのです。

梅の花がここにあると錯覚して、鶯が飛んで来て鳴いているのです。

 


袖から漂う「梅の芳香」と、耳に聞こえて来る 「ウグイスの声」を、穏やかに結び付け、春のゆったりとした空間を詠った、明るい感じの歌になっています。