なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

手賀沼遊歩道の桜とヒヨドリ

東京上野のソメイヨシノの開花状況は3月31日で3分咲きのようです。3月30日の手賀沼遊歩道の桜はヒヨドリに囀っていた寒緋桜?はほぼ満開ですが、ソメイヨシノは、2枚目、3枚目の写真のように2分咲きくらいで、まだ蕾は固く、お花見はもう少し先の…

水温む春のヒクイナ

3月30日お昼前、手賀沼は暖かい陽に包まれ、冬の厚着を脱ぎ捨てるほどの暑さになりました。 葦の茂みからひょっこりヒクイナが出てきました。葦に下の水は温んでとろりとしています。赤い脚を大またに広げ慎重にエサに逃げられないようにゆっくりと歩いて…

大きな魚を飲み込むオオハム

波崎漁港では大きな魚をくわえて飲み込むのに苦労しているオオハムをよく見かけます。せっかく捕らえた大物なので体中で頑張って飲み込みます。飲み込むのに立ち上がったり羽ばたいたり懸命の努力をくりかえしています。 以下の写真は、キヤノン望遠ズームレ…

コブシ咲く

「春はやく 匂ひ出でたる白花の 辛夷の枝の 垂りのよろしも」 (若山牧水)あちこちでコブシ(辛夷)の花が咲いています。浅い春を告げているようです。 以下の写真は、キヤノン望遠ズームレンズCANON EF70-200mm F4L USM+エクステンダー1.4IIをCanon EOS 7D Mark…

春のカイツブリ

そぼ降る雨の寒い手賀沼にケレケレケレとカイツブリが鳴いています。2羽浮かんでいます。カイツブリも恋の季節が始まっているのでしょうか?暗いのではっきりしませんが、遠くのカイツブリは夏羽になりかけているのかもしれません。手賀沼の春のカイツブリ…

飛ぶシジューカラと桜の花とボケの花

3月26日、そぼ降る冷たい雨の日曜日、北柏ふるさと公園の叢から飛び立ったシジューカラが梢にとまって囀っていました。ひょいと見るとその傍にソメイヨシノより気の早いエドヒガンらしい桜の花が咲いています。その下にはボケの花も雨に濡れて咲いていま…

2羽のオナガ

鳥が「ゲーッ・ゲッゲ」などと汚い声で鳴いています。ふと見ると向こうの梢にオナガが2羽とまっています。オナガは、なかなかスマートな体形で、黒いベレー帽をかぶり、翼や長い尾は青、尾羽の先端が白く美しい洒落た鳥で尾が長いので全長は37cmほどですが…

銚子漁港の護岸に舞い降りるカモメ

銚子漁港の護岸 に多くのウミウやカモメたちが並んで羽を休めています。また一羽のカモメが舞い降りてきました。 大和には 群山(むらやま)あれど とりよろふ 天の香具山登り立ち 国見(くにみ)をすれば nt-weight:bold;">国原(くにはら)は 煙(けぶり)…

波崎漁港のヒメウ

波崎漁港の海面にヒメウ(冬羽)が浮いていましたが、水を蹴立てて飛び去っていきました。ヒメウは、絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト)の希少な鵜(う)で、全長73センチメートル 翼開長98センチメートルで、日本に分布するウ科の中では最小種です。こ…

春の手賀沼遊歩道の花々と手賀沼公園の鳥たち

3月22日は北風は強いのですが暖かい日になりました。午後、手賀沼公園に行ってみました。公園に続く遊歩道に、いろんな花が咲き乱れ、春爛漫の風情です。手賀沼公園にはユリカモメやオナガガモたちも残っていましたし、いつものハクセキレイも元気に姿を…

波崎漁港の海面に浮上したオオハム

3月18日波崎漁港の岸辺ににオオハムがひょこっと浮かび上がってきました。でもすぐに潜水し遠くに行ってしまいました。まだ夏羽になっていません。オオハムは、アビ類アビ科の海鳥で冬鳥として11月〜4月頃まで主に外洋の沿岸に生息し、沿岸の港湾に入…

夏羽のカンムリカイツブリ

3月のこの時期は「カイツブリ」の換羽時期のようです。3月18日「カンムリカイツブリ」の「冬羽」と「夏羽」を波崎漁港の同じ日に見ることができました。写真の上3枚が夏羽、それ以下の写真は夏羽移行中のカンムリカイツブリです。 以下の写真は、キヤノ…

春のモズ

新しい命が芽吹きはじめました。道端にヒメオドリコソウなどの野の花が咲いているのを見つけたり、手賀沼周辺の木々に若葉が混じっているのに気づいたり、春を感じることが多くなってきました。手賀沼湖畔の芽吹いた木の枝にモズがとまっています。可愛い仕…

銚子漁港のミツユビカモメとシロカモメとウミウ

3月18日銚子漁港のコンクリートの上に可愛いミツユビカモメがいました。キョロキョロしていましたが、いつの間にか姿を消しました。同じコンクリート上にシロカモメがいたところにウミウがやってきて黒い羽を広げました。白くて美しいシロカモメと青みが…

秋が瀬公園のベニマシコ

3月19日は、とても暖かい日になりました。ひょっとしたらレンジャクが来ているのではないかと期待して秋が瀬公園に行きましたが、見当たりませんでした。公園の外れの木の枝にベニマシコ♂がいましたが、短いレンズ、距離が遠い、枝かぶり、逆光の諸悪条件…

波崎漁港のクロガモ

3月18日は暖かい日になりました。波崎漁港の内海も春らしく「のたり」と動いています。なんと、いつもは外洋にいるクロガモのオスが、1羽だけ、ふわりと浮かんでいます。時々、海に潜ります。でも、すぐに浮かんできます。クロガモは越冬地では、海洋性…

小名浜港のアカエリカイツブリ

小名浜港の海面をこちらに向かって羽ばたいてくる海鳥がいました。水しぶきを上げながら豪快に行動しています。冬羽のアカエリカイツブリのようです。アカエリカイツブリは、全長47cm。日本では主に冬鳥として、内海、湾、河口、大きな湖沼などに飛来し、北…

白いパイプにとまるジョウビタキ♂

ジョウビタキのオスが飛んできて白いパイプにとまりました。パイプの上で彼方此方見ていましたが、すぐに飛んで行ってしまいました。 「山寺の 石の苔はむ ひたきかな」 (中勘助) 以下の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USM+エクス…

浅羽ビオトープで固い美を食べるシメとイカル

浅羽ビオトープのイカルたちがいた場所の近くにシメが大きな実をくわえていました。かむ力の強いシメのクチバシでも固いようで困っているようでした。万葉集にも詠まれているようにイカルのいる傍にはシメがいるのでしょうか? 以下の写真は、キヤノン望遠ズ…

波崎漁港で羽ばたいて潜水するオオハム

波崎漁港から漁船が出発する午後、その船の脇でオオハムが羽ばたいています。豪快に羽ばたいた後、直ぐに潜ってしまいました。一旦潜ると、なかなか浮上してきません。潜ったが所から遠く離れた思わぬ場所から浮上します。 「春の海 ひねもすのたり のたりか…

浅羽ビオトープのイカルたち

3月12日、午後、浅羽ビオトープに着きました。浅羽ビオトープは、埼玉県坂戸市にある高麗川の河川敷に散策路が整備されているビオトーブです。その散策路を歩いていたら、突然、路傍から鳥が枝に飛びました。クチバシの黄色がよく目立つイカルです。散策…

高戸前浜海岸の砂浜にしゃがみこんで動かないオオハム

広い砂浜の上にポツンと黒っぽい鳥が、まるで波からとり残されたようにしゃがんでいます。撮影しながら近づいてもしゃがんだまま動きません。どこか具合が悪いのかも知れません。アビ類の鳥のようですが・・・オオハムのようです。黒いつぶらな目でこちらを…

飯能市の公園のクイナとホオジロガモ♀

3月14日午前中の曇り空、飯能市の公園の水辺にクイナが採食していました。 「関守の 宿を水鶏(くいな)に とはふもの) (松尾芭蕉) その水路にはホオジロガモ♀が浮かんでいました。 以下の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USM+…

小名浜港を飛ぶスズガモの群れ

波荒い小名浜港にスズガモの群れが舞い降りました。一斉に飛び降りるスズガモの群れの迫力はなかなかのものです。 「鈴鴨の 声ふり渡る 月寒し 」 (服部嵐雪) 以下の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USM+エクステンダー1.4IIをCanon E…

新芽を食べるベニマシコ

3月12日の午後、手賀沼湖畔の葦原から5〜6羽のベニマシコが芽吹いた木の枝に飛び移ってきました。メスもオスもいます。 ベニマシコは、スズメとほぼ同じ大きさ(全長15cm)の可愛い小鳥です。「ましこ」は、漢字で「猿子」と書きます。猿の古名を「まし…

寂しがりやのウミアイサ

小名浜港に1羽のウミアイサ♂が寂しそうに浮かんでいました。近くにスズガモの群れが飛んできました。一人ぼっちのウミアイサは、スズガモの群れに近づきました。スズガモたちは知らんぷり!またウミアイサは一人ぼっちです。 以下の写真は、キヤノン望遠ズ…

手賀沼の葦の茂みから湖面を低く飛んで移動するヒクイナ

3月12日手賀沼の午後,湖畔の葦原からヒクイナがヒョイと出てきました。警戒心の強いヒクイナは、姿を見せた瞬間、水面をかすめて葦の中に姿を消しました。ほんの一瞬の出来事でした。 「此宿は 水鶏もしらぬ 扉かな」 松尾芭蕉「笈日記」 (このやどは く…

豪快な波洗う磯崎海岸の中のシノリガモ

茨城県ひたちなか市にある磯崎海岸は、岩場に波が打ち付ける豪快な海岸です。早春の朝、その岩場にシノリガモの群れがやってきました。岩の上にいるシノリガモもいますし、荒波の中にいるシノリガモたちもいます。寄せては返す波又波、この荒れた荒海の中、…

小名浜港のハジロカイツブリ

波荒い小名浜で2羽のミミカイツブリ?が泳いでいます。 ミミカイツブリではなくハジロカイツブリに訂正します。 ハジロカイツブリは、比較的よく見かけますが、類似種のミミカイツブリはあまり見かけません。 ミミカイツブリのほうが冬鳥としての渡来数は少…

涸沼上空を飛ぶミサゴ

涸沼の上空をゆったりとミサゴが飛んでいます。魚を横取りされそうな大鷲がいないうちに魚を採ろうとしているようです。ところが、なかなか上手くいかないようで、ぐるっと旋回していましたが、目当ての魚を見つけられないのか?遠くに飛び去っていきました…