フクロウの親子が、5月最後の昼下がり、眠そうに新緑の木々の間で佇んでいました。
親は子供の左側の木立にとまってこの子を見守っています。この子は、親と少し離れた右の木の、親が見える範囲の枝にとまっています。この子供は、末っ子とのことで、もうずいぶん大きくなったので、親子とも、もうすぐ、この場所から移動するかもしれませんね。
子供は、ジット枝に止まっているのがつらいのか、枝の上でしゃがみこんでしまいました。飛ぶ練習をしようとしたのかもしれません。
また再度、枝の上に立ち上がりました。この子は、この一連の仕草で疲れたらしく、枝の上で、退屈そうに眠ってしまいました。
「ふくろうは ふくろうで
わたしは わたしで ねむれない」 (種田 山頭火)