なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

干潟のダイゼン

ダイゼンは、単独で干潟を歩くのが好きなのか、何羽かいてもばらばらに行動しています。時々、大股で駈けだしたり、たちどまってボーとしていたりもします。どの鳥も同じですが、この子たちも熱心に採食しています。



閑話休題  −ツィゴイネルワイゼン

ツィゴイネルワイゼン」は、サラ・サーテ作曲の通俗名曲ですが、この曲は、今から50年も前、私の高校生の頃から聴き続けている愛聴曲の一つです。30cmLPレコードが高価で高校生のお小遣いでは、買いにくい時代に、ハイフェッツ演奏のドーナツ盤のモノラルLPは、安価に買えたので、当時、名古屋の栄町にあった名曲堂で買い求めて、レコードが擦り切れるほど毎日聴いたものです。その後、大学生になって、ハイフェッツの30cm LPも購入して、よく聴きました。こ曲は、ヴィルトーゾのハイフェッツに敵う演奏家はいないと絶対視していたのですが、社会人になってから、マイケル・レビン演奏のLP「ツィゴイネルワイゼン」を聴いてみると、この演奏が瑞々しくてとても気に入りました。この演奏家は、35歳で夭折したヴァイオリニストでハイフェッツの再来と期待されていた人です。その後CDの時代になって、ハイフェッツもレビンもCDを再購入して現在も聴いていますが、レビンの演奏のほうをよく聴きます。どちらのCDも、詩人ヴェルレーヌの「秋の日のヴィオロンのためいき」の雰囲気を十分に満たしてくれる演奏です。評判がいい女流のムター(アンネ= ゾフィー)の演奏も聴きますが、私は、レビンやハイフェッツのヴァイオリンの音色のほうが魅力的に感じます。