大町自然公園のバラ園で、「マガリ」(Magari,1986フランス メイアン作出、半剣弁高芯)という、直径10cm前後のコーラルピンクのバラの花が咲いていました。
「マガリ」は、フロリバンダの系統のバラで、中輪ですが房咲きで、たくさん花が着きます。とても愛らしいコーラルピンクのバラで、姿がとてもいいですね。
「マガリ」を花束にすると、とても素敵そうなので、フロリバンダ系にぴったりですね。フロリバンダ(Floribunda)は、「花束」という意味だそうですから。
秋のバラ園は、花がまばらで、訪れる人も少ないのですが、香り立つような「マガリ」は、秋の日差しを浴びて、美しい姿をみせてくれました。
閑話休題ーCDビング・クリスビー「ホワイト・クリスマス」を聴く
薔薇の「マガリ」を見ていたら、何故か、暖かい雰囲気のクリスマス・ソングを聴きたくなったので、帰宅してからCD「ホワイト・クリスマス(White Christmas)」を聴いてみました。
ご存じのとおり「ホワイト・クリスマス」は、1940年にアービン・バーリン(Irving Berlin)が作詞・作曲した歌で、1942年にビング・クロスビー(Bing Crosby)が、フレッド・アステア(Fred Astaire)と共演した映画「スイング・ホテル(Holiday Inn)」で、ビングが、マジョリー・レイノルズ(Majorie Reynolds)とデュエットして結ばれるミュージカル映画の感動的な名曲です。
その後1954年にビングとダニー・ケイ主演による「ホワイト・クリスマス」が作られ大ヒットします。ビング・クロスビーの「ホワイト・クリスマス」は、5000万枚のシングル盤売り上げがあるとされ、今でも、世界最高とされています。
このCDは、全曲モノラル録音ですが、戦前のSPの時代から、今日のCDの時代まで現役で唯一、ポップスとして、オリジナルアルバムのまま発売されてきた作品です。
このCDは、クリスマス・ソングの定番といえるでしょうね。
ホワイト・クリスマス以外の収録曲も、アメリカの古き良き時代の、暖かい雰囲気を持ったアット・ホームな、クリスマス・ソングです。
このCDには、以下の曲が収録されています。
1 ホワイト・クリスマス
2 きよしこの夜
3 アデステ・フィデレス
4 ゴッド・レスト・イ・メリー・ジェントルメン
5 赤鼻のトナカイ
6 サンタクロースがやって来る
7 クリスマスをわが家で
8 ジングル・ベル
9 サンタが町にやって来る
10 シルヴァー・ベルズ
11 初めてのクリスマス
12 クリスマスらしくなって来た
13 キラニーのクリスマス
14 メレ・カリキマカ
なお、「ホワイト・クリスマス」の作詞、作曲のアービン・バーリンは、貧しい生い立ちだったので、楽譜の読み書きができなくて、着想したメロディをピアノで演奏して、専属の採譜者に記録させていたそうです。文字が書けなくても、とても素晴らしい曲を作ったものです。蛇足ですが、彼は長生きで、101歳まで生きたそうです。
毎年、この時期に聴くCDですが、いつ聴いても、ビング・クロスビーの歌声に魅了されます。この歌声を聴かないと、年の瀬を感じられないような気がします。今は、年の瀬ではないのですが、一足お先にそんな気分になりました。