なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

採食するタシギたち

手賀沼遊歩道脇の田んぼは、ツバメの巣材採集だけの場所ではなく、他の鳥たちも利用しています。

シギの5羽の群れは、最近、滝下広場近くにやってきて、この田んぼを餌場(えさば)にしています。

5羽のうちの4羽のタシギは採食に夢中です。1羽はたんぼの畔(あぜ)で寝ているようです。タシギは雌雄同色(しゆうどうしょく)なので5羽の構成は、分かりませんが、家族かもしれません。

この4羽のタシギたちは、絶えず田んぼを動き回りながらクチバシで泥の中を探りながら、主にミミズなどを採食しているようです。一時間や二時間は、平気で採食しています。

その間、泥の上で立ち止まり、羽繕(はづくろ)いしたり、羽ばたいたり、脚でかゆいところを掻(か)いたりして、表情豊かな姿を見せてくれます。

懸命に採食しているタシギをみているととてもユーモラスで、時間を忘れるくらい長く見てしまいます。

シギは、旅鳥または冬鳥なので、そのうち、ここからどこかに飛び去っていくのですが、仕草がかわいいので、ずっといてほしい気がします。