なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

新緑の中で囀るオオヨシキリ

日曜日は五月晴(さつきば)れの清々(すがすが)しい日になりました。 オオヨシキりが気持ちよさそうに囀(さえず)っています。

このオオヨシキリは、小高い新緑の木をソング・ポスト(さえずる場所)にしているようです。

この木の下に葭原もあるのですが、多分、見晴らしがよく睥睨(へいげい)できる木なので気に入っているのでしょう。

競争相手が近くにいるオオヨシキリは、少しでも高く登ってメスにアッピールしたいのでしょうね!

オオヨシキリは、一夫多妻の鳥なので、現在ハーレム形成中なのかもしれません。

テリトリーを保全するため、彼は、あたりを何度も飛び回って彼の設定したソングポストを巡回します。

何度も何度もこの木にとまって、しきりに囀っていました。

オオヨシキリは、昼だけでなく夜も囀るそうなので、「そんなエネルギーが「どこにあるのか?」と驚嘆(きょうたん)してしまいます。

一日中連続して囀るとやせ細るのではないかと危惧(きぐ)してしまいます。

このオオヨシキリの精力的な鳴き声は当分続きそうで、この勢いでは力強く夏を呼び込んでくれることでしょう。

もうすぐ夏です。




「雷(かみなり)の ごろつく中を 行々子(ぎょうぎょうし)」  (小林一茶


「能(のう)なしの 眠たし我を 行々子」  (松尾芭蕉