なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

キレンジャクとヒレンジャク

「緋連雀(ひれんじゃく) 春は群れくる 枯れえだの
             一枝一枝と ほろぬくみつつ」 

                  (北原白秋



レンジャク類は、世界に3種類いて、キレンジャクは、ヨーロッパ、アジア、北アメリカ北部で繁殖しヒレンジャクは、アジア東北部で繁殖し、ヒメレンジャクは、北アメリカ大陸の北部で繁殖するそうです。

日本には、キレンジャクヒレンジャクの2種が冬鳥として飛来します。

レンジャクの飛来は、年によって飛来数の増減が著しく、全く飛来しないような年もあるようです。

秋冬は群れを作って生活し、主に木の実を食べます。

両者は、江戸時代から区別するようになりましたが、それ以前は一種として扱われていたようです。それぞれ立派な冠羽(かんう)を持ち、日本では、とても人気のある野鳥です。

キレンジャクは尾の先端が黄色で、ヒレンジャクより少し大きい。(全長20センチヒレンジャク全長18センチ)

日本では、秋遅く飛来し、北海道、東北、北陸、山陰地方に多く、東京付近では、3月4月に単独、または、数羽の群れで見ることができる程度です。

事実、この春、秋ヶ瀬公園に飛来した多くの(200羽くらいか?)ヒレンジャクの中に小群のキレンジャクしかいませんでした。

そのため、東京付近では珍しい「キレンジャク」を探して撮影することに留意しました。

多くの連雀の中からキレンジャクを選んで撮影のにずいぶん苦労してしまいました。

まあ何とか撮影できたのでキレンジャク中心に写真を掲載してみます。


上の2枚の写真で大きさの違いがわかります。(左の飛んでいる少し大きめの鳥がキレンジャクで他の鳥はすべてヒレンジャクです)





以下の写真は、EOS 7D Mark IIに EF-70-200mm F2.8L IS II USM×2倍テレコン付のレンズを装着し,オート・フォーカス+AIサーボ高速連写で手持ち撮影しました

キレンジャクヒレンジャク


以下2枚キレンジャク


キレンジャクヒレンジャク

キレンジャク

ヒレンジャク

以下全部キレンジャク