なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ラベンダーの畑で吸蜜するヒメアカタテハ(望遠コンデジ、パナソニックFZ300試写と一眼レフと一眼カメラの比較)

最近、望遠コンパクト・デジタルカメラ(以下コンデジと略称)を購入したので、試し撮りに出かけてみました。

そのカメラは、昨年の暮れに発売したパナソニックの望遠コンデジFZ300です。

このカメラの購入理由は、老齢とともに体力が低下したので、軽い撮影装置が欲しくなったことが一番の理由です。

また、このカメラを選んだのは、発売後の価格が今ではいくぶん下がって購入しやすくなったことや、他のコンデジに無い35ミリ換算で25ミリ〜600ミリまでの通しでF2,8の明るいレンズや雨天でも使える防塵防滴機能を持っているため、暗いところの撮影もある野鳥撮影の自然環境に適していると考えたからです。

7月18日のお昼前、ちょうど手賀沼遊歩道近くのラベンダーの畑にヒメアカタテハが来ていたので、この蝶を試写体として撮影してみました。

ちょっと取説を読んだだけだったのでピント合わせに苦労しましたが、なんとか撮影できました。

これから、きちんと設定したいと思います。

でも、このコンデジは、一眼レフなみの機能も持っているので設定が難しそうです。

現在の最小限の設定でも、これだけの撮影ができるので正直驚きました。

十年以上前のパナソニックの望遠デジタル・コンデジを所有して使ったことがありましたが、この間のコンデジの進化は目覚しいものと痛感しました。

ところが、以前に比べて撮影の選択肢がとても多いため、ちゃんとした写真を撮るには、以前よりも撮影の基礎知識が必要になりそうです。

上手に設定ができれば、重いレンズと本体を持つ、一眼レフの出番は少なくなるかもしれません。

参考のためにオリンパス ミラーレス一眼OM−E E−M1ボディと交換レンズとキヤノン一眼レフ EOS 7Dとその交換レンズで撮影したヒメアカタテハの写真を掲載します。

こんな軽い望遠コンデジ(レンズ付カメラ)で撮影した写真と比較的に重い2種類の一眼カメラと交換レンズで撮影した写真の比較はいかがでしたでしょうか?

まあ、ブログ掲載写真では多分それほどの違和感は感じないと思われます。むしろ蝶の顔つきなどはこのコンデジのほうがよく分るような気がします。
光学ズーム24倍、全域F2.8 LEICA DC VARIO-ELMARIT (ライカのバリオーエルマリートレンズ)の描写は、日本のメーカーのレンズと少し異なり、ドイツのレンズらしく、物を正確にシャープにとらえるよりも「本物より本物らしく見える」味のある描写が魅力的のような気がします。

低価格のカメラなのにこれだけ写るとは驚きです!


望遠コンデジパナソニックFZ300で撮影したヒメアカタテハ








参考1
オリンパス ミラーレス一眼OM−E E−M1ボディ
レンズ  M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II で撮影したヒメアカタテハ

参考2
キヤノン一眼レフ EOS 7D レンズ EF70-200mm F4L IS USM で撮影したヒメアカタテハ