なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

水田の畦で囀るひばり

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上の写真は、マーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持ち撮影しました。

5月10日上沼田の畦でひばりがしきりに囀っていました。
その後、囀りながら上空に登り姿を消しました。

夏目漱石の[草枕]の(ひばり)の描写を思い出しました。

「のどかな春の日を鳴き尽くし、鳴きあかし、又鳴暮らさなければ気が済まんと見える。その上どこまでも登って行く。いつまでも登って行く。雲雀(ひばり)は屹度(きっと)雲の中で死ぬに相違ない。登り詰めた揚句は、流れて雲に入って、漂うているうちに形は消えてなくなって、只声だけが空の裡に残るのかも知れない。」

大変、よく囀っていました。

喫茶去 春 クロイツェルを聴く

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番『 春』&第9番『クロイツェル』ウート・ウーギ&サヴァリッシュ

ウートウーギのヴァイオリンの演奏は、溌剌としていますし、サゥァリッシュのピアノも指揮者の余技ではなく素晴らしい演奏でした。
ウートウーギは、日本で、もっと評価されてもいいヴァイオリニストだと思います。