なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ハギの花

ハギの花が咲いてます。

秋の七草の一つであるハギは、『万葉集』に最も多く詠まれていることからも、古くから日本人に親しまれてきた植物だといえます。ハギの仲間は種類が多く、なかでも最も広く栽培されるのが、ミヤギノハギLespedeza thunbergii)です。

「秋風は涼しくなりぬ馬並(な)めていざ野に行かなはぎの花見に」(万葉集

(巻第十・二一〇三)

 

この歌から男性が馬で連れ立って野へ、ハギの花見に出かけたことがわかります。