なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

JBF手賀沼会場のユリカモメ

11月3日、晴天に恵まれ、ジャパン・バード・フェステバル(JBF)が開幕しました。

日本の各地から訪れた、多くの鳥好きで、賑(にぎ)わいました。その手賀沼会場の手賀沼に、ユリカモメが、5羽来ていました。ユリカモメも、フェステバルの後援(こうえん)に、来たのかもしれません。これらのユリカモメは、今シーズン初撮りなので、とても嬉(うれ)しくなりました。

県立手賀沼公園の、ボート乗り場の木の杭(くい)に、それらの5羽のユリカモメがとまって、休んでいました。時々、杭から水辺に降りて、水を飲んだりしています。子供づれの人たちが、パンくずを巻(ま)き始めると、岸(きし)近くにやってきて、オナガガモカルガモなどと、競争して奪(うば)い合います。

今年も忘れずに、やってきたユリカモメに乾杯!

[百合鴎(ゆりかもめ)いる澪標(みおつくし)
   数ありて あかとき明かる 水のひろごり 」 中西悟堂



閑話休題 思い出のP盤アワー.

戸棚(とだな)を整理していたら、奥の方から以前に購入したCDが、出てきました。ジャケットに「思い出のP盤アワー」と書いてあります。このCDをどこで買ったのか記憶にないのですが、何度か聴いたことは、記憶していました。

早速、聴いてみました。思い出が蘇(よみが)えってきます。でも、このラジオ放送の始めの頃は聴いていなくて、途中から聴くようになったと思います。

このCDの解説によれば、1957年4月26日、ニッポン放送をキーステーションとして、P盤アワーがスタートしたようです。 P盤アワーはニッポン放送のアナウンサー 大沢牧子さんがDJで、このCDに収録してある20曲は、P盤アワーの全盛期ともいえる1957年の10月から1968年の1月までの10年間に放送され、ヒットした作品です。 番組で使用したP盤の由来は、1953年(昭和28年)、再建された 日本グラモフォン(株)(ポリドール(株)の前身)がドイツ・グラモフォンから原盤の提供を受けて製造を開始し、 ポピュラーの78回転25cm盤(SP盤)をP盤と名付けて発売したことからきています。番組のテーマ曲は最初のころは リカルド・サントス楽団の「シンフォニー」で、1961年からベルト・ケンプフェルト楽団の 「星空のブルース」に変わりました。私が聴き始めたころは、すでに、「星空のブルース}になっていました。この頃は、LPがとても高価だったので、ラジオ放送で洋楽を聴くことが、流行(はや)っていました。私も高校に入って、ようやく、FM放送の入るラジオを、買って貰って、クラシックやポピュラーを聴いたものです。アダプターを付けるとステレオも聴けましたが、私は、アダプターは、持っていませんでした。でも、この頃の、AM放送は、ステレオは、ありませんでしたので、あまり不自由に思ったことは、ありません。このCDに録音されているステレオの曲も、放送がモノラルなので、モノラルで聴いていました。今となっては、隔世(かくせい)の感(かん)を禁(きん)じ得(え)ませんですね。このCDを調べてみたら、今では、廃番になっているようです。

収録曲は以下の通りです。(楽団の後にモノと書いてあるのは、モノラルの意味です。)

1. 星空のブルース(ベルト・ケンプフェルト楽団)
2. シンフォニー(リカルド・サントス楽団)モノ
3. 碧空(アルフレッド・ハウゼ楽団)
4. 真珠採り(リカルド・サントス楽団)モノ
5. 真夜中のブルース(ベルト・ケンプフェルト楽団)
6. テキーラ(マックス・グレーガー楽団)
7. パペーテの夜明け(イタリア・フィルム・シンフォニー・オーケストラ)モノ
8. 愛の誓い(ベルト・ケンプフェルト楽団)モノ
9. チヴィリコ(レクオーナキューバン・ボーイズ)
10. 黒いオルフェ(ヘルムート・ツァハリアス楽団)モノ
11. 太陽がいっぱい(フィルム・シンフォニー・オーケストラ)
12. アフリカの星のボレロ(フィルム・シンフォニー・オーケストラ)
13. 暗い港のブルース(モダン・プレイボーイズ)
14. 恋はスバヤク(ガス・バッカス)モノ
15. マイ・ボニー(ザ・ビートルズ
16. 夜空のトランペット(ハインツ・シャハトナー)
17. 霧のカレリア(ザ・スプートニクス)
18. 空の終列車(ザ・スプートニクス)
19. マサチューセッツビー・ジーズ
20. ホリデイ(ビー・ジーズ

懐かしい楽団もあつて、なんとも良い気分になります。このCDに収録されているビートルズの「マイ・ボニー」は、ビートルズが、まだ無名時代の1961年に、ハンブルグで録音されたものです。

この中で一番好きだったのは、「愛の誓い」でした。この曲を聴いた時に、こんな美しい曲があるのかと、とても、感動しました。

今、聴いても素晴らしいと思います。良い曲は、永遠ですねぇ〜。