なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

葭原で囀るオオヨシキリ


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CANONコンデジSX70hsで手持ち撮影しました。

5月23日午後、中沼田の葭原で囀るオオヨシキリです。

肉眼では見つけられない程の距離のオオヨシキリを35mm換算1365mmの超望遠で撮影しました。

この一般に「ネオ一眼」と言われるCANONの高倍率コンデジの宣伝によれば、

広角21mm-1365mmの光学65倍ズーム搭載の超望遠ズームモデルで約2,110万画素と先進の映像エンジンDIGIC8搭載で高画質最高約10.0コマ/秒の高速連射でシャッターチャンスを逃さないアイセンサー付き約236万ドットの高精細なEVFで快適な撮影をサポート
4K動画対応で幅広い画角を活かした高精細で美しい動画表現を3.0型バリアングル液晶でローアングル&ハイアングルの撮影の自由度を拡大
Wi-Fi&Bluetooth対応で撮影しながら画像をスマホに自動送信可能

とのことです。

又、普通のコンデジでは困難なピント合わせの「親指AF」もこの機種は可能です。
 

この時期、まだ警戒心の強いオオヨシキリは、近くでは囀ってくれません。

こんな時、65倍のコンデジは、威力を発揮します。

オオヨシキリは、夏鳥として日本全国に渡来し、川や湖などの周辺に広がるアシ原で繁殖します。
オスはアシの穂先にとまり、くちばしを大きく開けて「ギョギョシ、ギョギョシ」と騒がしいほどの声で鳴きます。

 

「葦切り(よしきり)や 揺(ゆ)れつつも鳴く 葦のさき」 ( 水原秋桜子)

 

行々子(ぎょうぎょうし)はそのヨシキリ(葭切)の異名で、鳴き声がうるさいというので、「仰々しい」という意味から付けられた名前だということです。

 

能なしの

  眠ぶたし我を

      行々子   芭蕉 

 

オオヨシキリ(行々子)の鳴き声に夜の眠りを妨げられるさまを詠んでいます。

意訳

何の能もない上にただ眠たいだけの私に、オオヨシキリが鳴きたてる。お願いだから静かに寝させておくれ