コツ、コツ、コツと音がします。静まり返った雑木林の中でコゲラが巣作りをしています。ずいぶん穴が深くなってきているので、顔を穴に突っ込んで、内装工事をしているようです。ひとしきり、この作業を繰り返して、一休みのために飛び立ちますが、すぐに穴にもどってきます。また、気を取り直して工事を再開します。この穴は、卵を産んで育てるために、自分の身体より少し大きめに作ります。産卵後は、両親が交代で温めます。(2010年同じ公園で撮った両親の交代の写真も添付します、)もうすぐマイホームの完成ですね。
「こもれ音(ね)に啄木鳥(きつつき)
叩(たた)く また叩く」 原 石 鼑
以前に撮影したコゲラを以下に掲載します。一枚目が交代の写真です。穴の横で交代の親鳥が待機しています。いままで抱卵していた親鳥が巣から飛びだした瞬間です。