なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

いっしょに仲良く水浴するメジロとエナガ

秋の太陽が西に傾き始める頃、落ち葉に埋もれた森の小さな水辺に鳥たちが集まってきます。ヤマガラの次にやってきたエナガが水につかっていると今度はメジロもやってきました。メジロはエナガのすぐ横にやってきて水浴びを始めました。エナガはその様子をじ…

水浴びするヤマガラを見つめるエナガ

落ち葉舞い散る、秋の水辺に、エナガが水浴びにやってきました。もう、大分、陽が短くなり、午後4時前なのに横から差し込む西日の太陽光は、森の木立にさえぎられてあたりを暗くしています。エナガがやって来る少し前に、ヤマガラもやってきて、もう水浴び…

枝から枝に飛び移るエナガ

秋の少し曇り空、木々の葉も色づいて、風が吹くとハラハラと落ち葉となって地上に舞い降りています。色づいた林の中にシジュウカラの混群がやってきました。その中にシッポの長いエナガがいました。枯れ枝にとまりました。エナガは、ゴマ粒のような小さな目…

ひとり佇む真紅の薔薇「メリナ」

秋のバラのシーズンの前,バラ園は、立ち寄る人も無く,ひっそりと静まり返っています。剪定された花のついていないバラの木々の中に、一輪,赤い花が気高く咲いています。あたりの木々には花が一つもありません。誰もいないバラ園に,この花だけが君臨していま…

羽を広げたコミスジ

滑空と小さなはばたきを繰り返しながら、小さな蝶がひらひら飛んできて、木の葉にとまりました。すぐに羽をひろげました。コミスジです。コミスジは、濃茶色地に三本の白い帯を持つやや小さめのタテハチョウです。清らかな水が小さなせせらぎになっている静…

古びた木の杭にとまる赤とんぼ

湧き水(わきみず)の流れる草叢(くさむら)の古びた木の杭(くい)に、淡い秋の日差しを背に受けて、「赤とんぼ」がとまっています。この赤とんぼは、ヒメアカネのようです。秋の爽やかな風が通り過ぎていきます。赤とんぼは何を考えてとまっているのでし…

はじける栗の実

彼岸花の咲いている場所の反対側に大きな栗の木がありました。頭上を眺めれば,茂った葉っぱを乗り越えて,大きな栗の実が,イガの中から顔をだしています。のぞいている大きな茶色の栗の実は、太陽の光をあびて輝いています。まわりの葉っぱの小さな隙間から秋…

真っ白いヒガンバナ

真っ赤なヒガンバナのそばの水辺に真っ白いヒガンバナも咲いていました。赤い花のヒガンバナもいいですが、白いヒガンバナも素敵ですね。とても清純な印象を受けるヒガンバナです。 お彼岸の「彼岸」(ひがん)という言葉は、サンスクリット語の「パーラミタ…

真っ赤なヒガンバナ

お彼岸のお墓参りの頃さく花、ヒガンバナ!元気いっぱいに咲いています。赤い花が沢山あつまって咲いていると、とてもよく目立ちます。 ヒガンバナは、曼珠沙華(まんじゅしゃげ」とも呼ばれています。サンスクリット語(インドの言葉)でmanjusakaと書くそ…

秋を運んでくる赤トンボ

秋を代表するトンボは、赤トンボですね。でも「赤トンボ」という名前のトンボは存在しないのです、普通「赤トンボ」と呼んでいるのは一般的には「アキアカネ」のことを指しています。9月から10月にかけて、平地でよく見られるのがアキアカネです。トンボはい…

森の中のシジュウカラ

木々の間から,ちらちらと小鳥がみえかくれしています。肉眼ではよく分からなかったのですが、ファインダーごしに見てみるとシジュウカラでした。「ツツピー・ツツピー」と鳴きながら2〜3羽飛び跳ねています。苔の生えた大木に一瞬とまりました。何かえさを…

草にしがみつくバッタ

路を歩いていたら右わきの路傍からバッタが飛び出て左わきの草にとまりました、飛んだと思われる場所を探してみたら草にしがみついているバッタを見つけました。ジットしています。動かなければ見つからないと思い込んでいるようです。バッタに会うのも久し…

近くの公園のツツドリ

8月下旬,このブログにツツドリの写真を掲載しました。同じ時期に、この公園にもツツドリが来ているという情報がありましたが、既にツツドリを撮影した後だったのでこの公園には来ませんでした。コサメビタキを撮影するつもりで、この近くの公園に来てみたら…

還ってきたモズ

最近、モズ(鵙)の鳴き声をよく聞きます。避暑地からモズが還ってきました。キチ・キチ・キチと鳴いています。居場所を探してみると、以前よくとまって鳴いていた木のてっぺんにとまって鳴いています。突然、鳴きやんで、こんどは、くるりと反対がわに向き…

曇り空のコサメビタキ

朝から曇り空、そのうち晴れるだろうと、久しぶりに近くの公園に行ってみると、高い木の梢の枝から枝に飛び跳ねながら、虫をフライング・キャッチしている鳥がいます。時々、枝にとまりますが、そこで空中に飛んでいる小さな昆虫などを探して、きょろきょろ…

ツユクサ(露草)

あちこちの路傍の雑草の中に青い可憐な花を見かけます。どこにでも咲いているツユクサ(露草)です。 「朝(あした)咲き 夕べは消(け)ぬる 鴨頭草(つきくさ)の 消ぬべき恋も 我はするかも」 (万葉集) 万葉集の「つきくさ」はツユクサのことだそうです…

キジバト

木の橋のハトの近くでで、「ぐるっ・ぐるっ」と鳴いている鳥がいるので、普通のハトかと、そちらを見ると、木の棚の上にキジバトがいました。キジバトの語源は、羽の模様がメスのキジに似ていることからきているそうです。近づいても逃げない様子なので近づ…

鳩ぽっぽ

鳩が通り道の木の小橋の上にしゃがんでいます。 近づいても逃げません。とても人馴れしているようです。 ハトは、正式にはドバト、またはカワラバトというようです。 小さい子供たちは「鳩ぽっぽ」と呼んでいますね。ところで、有名な「鳩ぽっぽ」の歌は、多…

水辺のシオカラトンボ

手賀沼遊歩道近くの水辺の棒のてっぺんに、すいっと、トンボがとまりました。水辺が大好きなシオカラトンボです。シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)は、日本全国に分布していて、日本のトンボの中で最も親しまれているトンボです。シオカラトンボのメスは、その体…

さるすべりの花と栗の大木

我が家付近の坂道の途中にピンクのさるすべりの花を付けた枝が、道に反りだしていました。さるすべりは、漢字では、百日紅(ひゃくじつこう)と書きます。元禄時代の園芸書「花譜」に「紅花が100日間咲く」と説明があるそうです。 .開花時期は 7月中旬 〜 1…

すずなりの栗の実

天高く 馬肥ゆる 秋になりました。 我が家付近の坂道を下った右側の空き地に大きな栗の木があります。毎年この季節になるとたくさんの実をつけます。この空地は、以前は、もう少し広い空地でしたが、数年前に、その半分の土地に、家が新築されて、この木が、…

みのりの秋

秋の田んぼは、収穫の時期を迎えています。たわわに実った稲穂(いなほ)が重そうに垂れ下がっています。 「 実るほど 頭(こうべ)を垂(た)れる 稲穂(いなほ)かな 」 熟年になってくると次第に年輪が積み重なり、自然と謙虚になるもので、小人物ほど尊…

手賀沼遊歩道のコスモス畑

手賀沼遊歩道付近の以前「あやめ畑」だった場所が、今は「コスモス畑」になっています。いっぱいのコスモスが風になびいて揺れています。いちめんのコスモス!いちめんの秋! 「秋風はさざ波の風 海草のような葉の中 揺れるコスモス」 (俵万智)

噴水とコブハクチョウの子供たち

今年、手賀沼で生まれたコブハクチョウの子供たちも親と同じくらいに大きくなりました。クチバシの黄色がやや薄いだけです。親につれられて来た噴水のある場所が涼しいことを記憶していたようで、暑さがぶり返した今日は、ここに涼みに来たようです。噴水の…

手賀沼遊歩道の秋

みのりの秋をむかえて手賀沼遊歩道も次第に秋の風情を色濃く感じられるようになってまいりました。暑かった夏には涼を求める人たちでにぎわった木陰のベンチにもう人の姿は見えません。ベンチの向こうには青かった稲田が、今は、黄金色に色づいています。秋…

ルリシジミ

今日は晴れて蒸し暑い日になりました。いくつもの小さなチョウが草の上をひらひら飛んでいます。 彼らはお互い仲間なのでしょうか? 羽をひろげると青くてきれいな蝶々です。ルりシジミでしょうか? 世界大百科事典 第2版の解説.によればルリシジミ【Celast…

名残のアサガオ

たくさん咲いていた我が家の朝顔も咲く花の数がだんだん少なくなってきました。 今日はこの花一つだけ咲いていました。 たった一つになるといっそう紫の花が印象的でとても美しく感じました。 子供たちの夏休みも終わり,もはや夏の名残(なごり)の朝顔なので…

ウラナミシジミ

晩夏の畑に咲く花々に小さな蝶々がとまっています。シジミチョウの仲間のようです。 ウラナミシジミでしょうか?ウラナミシジミは、ヤマトシジミよりもひとまわり大型の開張2.6〜3.7cmのシジミチョウで夏の終わりによく見られるようです。この蝶の和名は羽を…

花から花へ飛び回るキアゲハ

キアゲハが忙しそうに花から花へ飛び回っています。同じ花でも開く方向が異なっているため器用に自分の身体の体制を調節しながら花に接近しています。空中でホバリングしながら吸蜜することもできるようです。また、キアゲハは、次の花に移るとき、前進して…

毛虫を食べるツツドリ(赤色型)

ツツドリの好物は、桜の木にいる毛虫です。この公園の木には毛虫がまだいっぱいいるのでツツドリが来てくれたのでしょう。ツツドリが毎年来ていた別の公園の桜の木では 今年、毛虫駆除の消毒をしたためツツドリがこの公園には来ないだろうと言われています。…