なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ヨシ原のオオヨシキリ

今日もヨシ原でオオヨシキリがさえずっています。自分のソングポストを巡回して飛び回り、とまったヨシでさえずったり、下をみたり、後ろ向きになったり、かゆい所をかいたり、いろんなポーズをするのです。これから、しばらくの間、オオヨシキリの天下です…

ドクダミの花

5月29日は、久しぶりの雨で、少し涼しい日になりました。我が家の小さな庭にいつの間にかドクダミが自生し、白い花を咲かせています。ドクダミの開花期は5〜7月頃だそうです。4枚の白色の花弁に見えるのは本当の花ではなく総苞だそうで、棒状の花序に淡黄…

アジサイの花

まだ5月なのに、我が家のアジサイの花が咲き始めました。近所の家のガクアジサイも咲いています。今年は、アジサイの咲くのが少し早いようです。 「あぢさゐの 下葉にすだく 蛍をば 四ひらの数の 添ふかとぞ見る」(藤原定家) 閑話休題ー我孫子市の震度に…

田んぼでエサを漁るサンカノゴイ

田植えの終わった田んぼの稲もすくすくと育ってきました。印旛沼のサンカノゴイも田んぼに出てエサを漁(あさ)っています。田んぼの中を歩きながら畝(うね)を横切り、蛙(かえる)などを飲み込みながら、ゆっくり、ゆっくり歩いています。時々、方向を買…

ヨシ原のコジュリン

利根川下流域のヨシ原に、偶然かもしれませんが、コヨシキリの縄張りの隣にコジュリンの縄張りがありました。コヨシキリも自分のソングポストで縄張り宣言していますが、このコジュリンも負けないで自分のソングポストで縄張り宣言しています。こんなに広い…

ヨシ原のセッカとコヨシキリ

利根川のヨシ原では、コヨシキリの鳴き声などが聞こえてきます。この場所では、セッカ、コジュリン、ウグイスの鳴き声が聞こえています。コヨシキリは、金属のような細くてするどい複雑な鳴き声です。自分の縄張りのソングポストを巡回しながら、しきりに囀…

夢の競演ーコジュリンvsコヨシキリ

利根川下流域のヨシ原で、コジュリンの綺麗な鳴き声が聞こえました。「チョッピィチュリリリピチョ」と大声で囀っています。そのコジュリンの鳴き声に対抗する鳴き声が聞こえました。その鳴き声はとても長くて複雑な鳴き声です。コジュリンより少し小さいコ…

ヨシ原を低空飛行して移動するサンカノゴイ

5月23日は、朝から、五月晴れの上天気、印旛沼のヨシ原では、オオヨシキリの「かしましい」鳴き声の他にボォーと低いウシガエルの声が聞こえています。ウシガエルよりさらに低いボォーという声も時々聞こえます。そうです。サンカノゴイの鳴き声です。サ…

仲良しのハト

手賀沼公園のベンチに座っていたら、お隣のベンチに、ハトが2羽とまりました。仲良くならんでベンチにとまっています。「写真を撮ってあげようか?」と聞いてみましたが、答えてはくれません。カメラを構えても、ぜんぜん逃げないので、撮影して欲しいもの…

鳴きあうカイツブリ

手賀沼遊歩道を歩いていると「キリッキリッ、キリリリ」と鳴くカイツブリの声をよく聞きます。繁殖の時期なのでオスとメスが鳴きあっていました。一瞬、オスとメスが近づいたのですが、すれちがいざまに。片方がすぐに潜水してしまったので ツー・ショットを…

オオムラサキツツジ

手賀沼遊歩道の「あちこち」に「つつじの花」が咲いています。その大輪の花は、夏の気配(なつのけはい)を感じさせます。オオムラサキツツジ(大紫躑躅)」は、「ツツジ(躑躅)」の中で花が一番大きく、一般に「ツツジ」と言えばこの品種を指すようです。…

コブハクチョウ親子とシロツメグサ

手賀沼遊歩道近くのシロツメグサの生えている空き地にコブハクチョウの親子がいました。お父さんは、少し離れたところから見張り番をしているようです。お母さんとヒナたちは一塊(ひとかたまり)になって、大好物のシロツメグサを食べたりしています。コブ…

魚をくわえて飛ぶアオサギ

印旛沼上空を魚をくわえたアオサギが飛んでいました。多分、印旛沼で捕らえたばかりの魚のようです。アオサギは、捕らえた場所で食べないで、口にくわえて飛んでいるのは、獲物を巣に運んでいるのかもしれません。このアオサギは、魚をくわえながら遠くに運…

羽ばたきながら囀るオオヨシキリ

真夏に近いような紫外線が降り注ぐ、お昼時、初夏の訪れを実感します。時々、そよ風が吹くヨシ原でオオヨシキリが囀(さえず)っています。オオヨシキリは、ヨシが風に揺られるたびに、羽ばたきながら「ギョ・ギョ・シ、ギョ・ギョ・シ、キー・キー・キー」…

子供にエサを与えるオオバンの親

オオバンの親が浮き巣に近づくと、気づいた子供たちがエサを貰(もら)おうと、親鳥に集まります。親は口移しでエサを与えます。ひとつあげても、子供は、もっと欲しいとねだります。親は、複数のエサをくわえてきたようで、もうひとつのエサも与えてしまい…

手賀沼遊歩道のオオバンの親子

手賀沼で、今年もオオバンの親子に会えました。 毎年この時期、手賀沼では時々、浮巣(うきす)を見つけることがあります。 鳰の浮巣( におのうきす) や 鷭の浮巣 (ばんのうきす) です。江戸時代には、鷭(ばん) と大鷭(おおばん)とは、あわせて鷭 (…

手賀沼の水辺の花菖蒲

手賀沼公園のコブハクチョウの休んでいる脇に「あやめ」のような花が咲いていました。「あやめ」と「はなしょうぶ」と「かきつばた」はよく似ているので、迷うのですが、この黄色の花は、なんでしょうか?「あやめ」は、水辺に咲かないし、背丈が小さいので…

手賀沼公園のコブハクチョウの親子

今年も手賀沼公園のコブハクチョウ夫婦に6羽の子供が生まれました。まだまだ小さいのでお父さんとお母さんは一緒に子供たちを育てています。お父さんは、あたりを警戒し、お母さんは子供の世話をしているようです。子供たちは、両親に守られながら、すくす…

手賀沼公園の広場のツバメたち

台風6号が接近中で、その前兆か?本日(5月12日)も風が強く、手賀沼も波が荒れ狂っていました。県立手賀沼公園の石段の岸辺にも波が押し寄せてきています。「こんな日には鳥もあまり飛ばないなぁ」などと考えていたら、なんと、スイスイと何羽も飛んでき…

春の野を走るキジ

荒地の草原をキジが走っていきます。この時期、あちこちでキジの鳴き声が聞こえてきます。ちょっと前まで、このキジも何回か鳴いていました、キジは、普通は、エサをさがしながら歩き回ります。そして、危険が近づいた時には、低く飛んで草むらに逃げ込みま…

飛びながら囀るオオセッカ

坂東太郎(利根川)の広大なヨシ原の上空をオオセッカが囀(さえず)りながら飛び跳(は)ねています。5月10日は、五月晴れの上天気でしたが、吹く風は強く、枯れたヨシたちを、なぎ倒すような勢いです。それでも、オオセッカは、風に負けないで、彼らの…

「すずらん」の花

我が家の薄暗い庭に、今年も鈴蘭(すずらん)の花がひっそりと咲きました。鈴蘭の花を見ると、ダーク・ダックスが歌っていた「すずらん」の歌詞が頭をよぎります。当時、この歌は、「ロシア民謡」にダーク・ダックスが作詞したように聞いていましたが、本当…

桜と宇宙

一休禅師(いっきゅうぜんじ)の有名な道歌があります。 「桜木を くだきて見れば 花もなし 花をば 春の空ぞ 持ち来る」 手賀沼遊歩道ではソメイヨシノ桜が散って、園芸品種のサトザクラの一種である江戸(桜)が咲き、今度は、同じサトザクラの梅護寺数珠掛…

山吹の花

もう我が家の近くの山吹は、とっくに花が散っているのに、この場所では今も咲いています。この花を見るたびに子供の頃よく母親から聞かされた太田道灌(おおたどうかん)の「山吹の伝説」を思い出します。その伝説というのは、「太田道灌が、狩りに出かけた…

コデマリの花

「こでまりの 花に風出で 来りけり」 (久保田万太郎) あちこちでコデマリ(小手毬)の花を見かけます。コデマリは、名前は小さな手毬状の花姿に由来するそうです。とても可愛い名前ですね。中国原産の花木のようですが、日本でも古くから知られており、「…

新緑の渓流のオオルリと花々

渓流沿いの木々の上からオオルリの綺麗な鳴き声があたりに響いています。渓谷は新緑につつまれ、「ヤマツツジ」のピンクの花があちこちに点在し、敬宮愛子(としのみや あいこ)さまの「お印」として知られている「シロヤシオ」(ゴヨウツツジ)の白い花も咲い…

若葉の中でさえずるヒヨドリ

最近、こんなことを感じています。「四月は花が開く時。五月は葉が開く時」そんな気がしています。五月になって、木々の緑がいっそう華やかになってきています。新緑の山道を歩いていたら、小鳥のさえずりが聞こえてきました。探してみると若葉に囲まれてヒ…

新緑の渓流でさえずるオオルリ♂

5月3日(日曜日)は,五月晴れ(さつきばれ)になりました。青葉、若葉が取り囲む渓流の木々の葉っぱに、輝きを増した初夏を思わせる太陽の光線が透(す)けて、「淡い緑色の光」が目に飛び込んでまいります。渓流沿いの突き出た大木の枝の上から、あたり一面…

抱卵中のコブハクチョウ

手賀沼周辺では、4月から5月にかけて、コブハクチョウたちが抱卵(ほうらん)する時節です。このコブハクチョウも釣り人のいるような場所で抱卵しています。 通りがかりの人から「丸見え」のところに巣をこしらえて、平気で抱卵しています。人の近くの場所…

満開の藤の花

印西市発作(いんざいしほっさく)近くの農道を車で通ったら、農家の庭先の路傍に藤の花が咲いていました。手賀沼遊歩道の藤棚の花もかなり咲いていますが、ここのように小さな藤の木でも元気いっぱい頑張って咲いていたので、わざわざ車を降りて撮影してし…