なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

手賀沼遊歩道のソメイヨシノの桜花と葉っぱを食べる?ウグイス

手賀沼遊歩道のソメイヨシノの桜も咲き始めてきました。蕾もこの暖かさで開花を待つばかりです。大分咲いている桜もありますが。まだ、満開ではありません。今週の週末が見ごろなのかもしれません。 「ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心(しづごころ)な…

若葉の中で囀るウグイス

「春は眠くなる。猫は鼠を捕る事を忘れ、人間は借金のある事を忘れる」(夏目漱石 「草枕」より)3月29日のお昼時の手賀沼遊歩道は、ぽかぽかと暖かく、私は、仕出し屋から誂えた「花見弁当」を食べた後は、特に余計に眠たくなるように感じました。私もだん…

手賀沼遊歩道のイトザクラと囀るウグイス

春に咲く花といえば、「桜」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。桜には400〜600ほどの豊富な種類があり、それぞれ花びらの数や形、色が大きく異なるようです。手賀沼遊歩道で今咲いている桜はソメイヨシノではなくイトザクラのようです。イトザク…

手賀沼遊歩道のヨシの茂みで囀るウグイス

3月27日、日曜日は雨の予報だったのですが、晴れ時々曇りの天気になりました。雨が降りそうにないし、お昼を過ぎてから時間に少し余裕もできたので、午後2時半ころから3時半ころまでホーホケキョと鳴いているウグイスを撮影するために手賀沼遊歩道に出かけ…

手賀沼遊歩道のヨシの繁みに姿を現したウグイス

いつもは手賀沼遊歩道の斜面林あたりにいて、遠くで囀っているウグイスも、春の訪れとともに、このヨシの繁みに活動の場所を移しているようです。今の時期は、遊歩道近くで囀りを聴くことができます。繁みで囀っていたウグイスは、遊歩道からよく見える場所…

手賀沼遊歩道で咲き始めた桜花と囀るウグイス

3月になって我孫子市のあちこちでウグイスの囀りが聞こえますが、声だけでなかなか姿を見せてくれません。3月25日、手賀沼遊歩道を歩いていると、あちこちでウグイスのさえずりが聞こえてきました。遊歩道の桜もほんの少しだけ開花しています。この僅かに咲…

枯葉の間のカシラダカ

ヤマヒバリの出ていた場所には,ツグミ、カヤクグリ、カシラダカがよく現れました。 餌が少ない今、餌が食べられる場所はそれほど多くはありません。カシラダカが斜面の枯葉の近くに現れました。冬羽のオオジュリンとかホオジロとカシラダカはとてもよく似て…

ホオアカとサバンナシトド

3月初旬にサバンナシトドがいた埼玉県の田んぼのあぜ道にホオアカも出ていました。ホオアカもホオジロの仲間です。ホオジロの仲間は、どの鳥も、とてもよく似ています。ホオアカは、全長18cm。頬が赤茶色で、眉斑、顎線、後頸部につながるラインが灰色なの…

山中湖から見た黄昏時の富士山と湖上を飛ぶアオサギ

山中湖の南東岸を走る国道は「マリモ通り」という名が付いているようです。 注:昭和30年代に山中湖北岸で発見されたマリモは、その後、富士五湖すべてで生息していることが確認されていて、これらのマリモはフジマリモと呼ばれているようです。山梨県の県指…

水を蹴立てて飛び去るビロードキンクロ

ビロードキンクロ連載第4回目「水を蹴立てて飛び去るビロードキンクロ」を掲載します。日の出海岸で採食していたビロードキンクロは、ふいに、水を蹴立てて飛び立ちました。それと同時にあたりにいたスズガモも飛び立ちました。体の重いビロードキンクロたち…

春の笛吹川と獲物を運ぶチョウゲンボウ

山梨県山梨市北部の山岳などに源を発する笛吹川は、甲府盆地の南東を潤(うるお)し、南巨摩郡(みなみこまぐん)富士川町で富士川(釜無川)に合流します。その合流地点付近の堤防では、白梅が咲き乱れ、春の息吹を伝えるヒメオドリコソウのピンクの花や高…

都下山中の珍鳥ヤマヒバリ

3月19日の朝、雨がしとしと降っていました。富士山周辺を旅行中だったのですが、雨なので、周辺の散策はあきらめて、ゆっくり朝食を食べて、帰宅途中に雨の上がるのを期待して、かねて噂(うわさ)の珍鳥ヤマヒバリの出現場所に出かけてみました。宿を出た時…

荒川河川敷の草を食べる仲良しハクガン3兄弟

羽ばたいたり飛んだりすると、ハクガンの幼鳥でも大きくて立派ですが、草地を歩くと幼鳥らしくあどけなくて、可愛さが目立ちます。もう多くの人に慣れ親しんだので人の近くに平気で近寄ってきます。とても愛らしい3羽のハクガン!食べ終わると草の上で寝てし…

荒川から飛び立ち、旋回して、着地するハクガン

3羽仲良く荒川に浮かんで遊んでいたハクガンたちは、水を蹴立てて一斉に飛び立ち、あたりを旋回して荒川の河川敷に着地しました。ハクガンたちは河川敷に生えているシロツメグサなどを食べるために降り立ったのです。この河川敷は、彼らの餌場であり、荒川は…

羽ばたく荒川のハクガン

ビロードキンクロの第4回目連載は後回しにして,昨年,千住新橋付近の荒川に飛来したハクガンの幼鳥3羽の今を3月16日に撮影してきましたので掲載します。ちょっと「おさらい」のために、以下に昨年11月初旬に掲載した私のブログの説明を見てみましょう。 首都…

羽ばたくビロードキンクロ

ビロードキンクロ連載第3回目「羽ばたくビロードキンクロ」です。浮いていたビロードキンクロは時々、突然、立ち上がり羽ばたきます。海鴨の中でも大型のビロードキンクロは、羽を広げるととても立派で次列風切の白さが目立ちます。立ち上がってすぐに羽ばた…

急発進するビロードキンクロ

引き続きビロードキンクロ連載2回目「急発進するビロードキンクロ」です。ゆっくり海面に漂っていたビロードキンクロは、突然、猛然と突進するように泳ぎ始めました。クロガモ(参考1〜3)と共に外洋に生息し荒波の海でも平気なビロードキンクロにとって浦…

浦安市・日の出海岸のビロードキンクロ

船橋市の三番瀬でよく見かけるビロードキンクロですが、遠くにいることが多く、近くで撮影することは、よほど運がよくないとできませんでした。昨年、普段は、はるか彼方の海上にいるアラナミキンクロを目前で撮影できたので、ビロードキンクロもそのうち近…

我孫子市「菜の花まつり」のいっぱいの菜の花

平成28年3月12日(土曜日)の我孫子市は曇り空で小寒い日になりました。 そんな寒さに負けないように、元気いっぱいの菜の花が咲いている千葉県我孫子市根戸新田の「菜の花まつり」の会場に行ってきました。この「菜の花まつり(入場無料)」の開催日は、平…

雪空の下のカヤクグリ

3月11日は、寒の戻りなのか?とても寒い1日となりました。奥多摩の山々は、朝靄(あさもや)に覆(おお)われ雪も舞っていました。まるで水墨画の世界です。頬をかすめる風雪は冷たく手も足もかじかんで、最近の春の暖かさは、遠い過去のように感じてしまい…

荒海に出てゆくウミアイサ

鹿島灘に面した平磯海岸の岩場で休んでいたウミアイサのオスが荒海に出て行こうとしています。パンク頭のウミアイサは、全長59cm(オス)、52cm(メス)の冬鳥で、派手な色をして、ウのような細いクチバシをもっていますが、カモの仲間です。アイサは、奈良・…

君が浜海岸の林のハゼノキの実を食べるメジロたち

千葉県銚子市にある君ケ浜は、犬吠埼に隣接した約1キロの海岸線で、白砂青松(はくしゃせいしょう)と豪快な太平洋が眺望(ちょうぼう)できる地であり、犬吠埼君ケ浜海岸(いぬぼうざききみがはまかいがん)は、平成8年7月、「日本の渚・百選(なぎさひゃくせ…

平磯海岸で飛び回る美男子のイソヒヨドリ

ひたちなか市にある平磯海岸は、古代方の地層が隆起に伴って緩やかに傾斜し、さらに、礫岩、砂岩、泥岩からなる岩石のうち、軟らかい部分が海食によって選択的に削られ、北へ30〜40度傾斜した白亜系那珂湊層群の岩礁が連続して分布する現在の海岸に至ってい…

タヒバリとサバンナシトド

埼玉県蓮田市の田んぼのあぜ道には、春を告げるオオイヌフグリの花が咲き、昆虫やクモなどの餌を求めて冬鳥として越冬している5〜6羽のタヒバリの小さな群れが時々姿を見せます。その場所に迷鳥のサバンナシトドも1羽だけ顔を出します。これらの鳥たちは、…

足を出したまま飛ぶチョウゲンボウ

埼玉県蓮田市のサバンナシトドの撮影の最中、田んぼの上空を小型のハヤブサのチョウゲンボウが飛んでいきました。ハヤブサの仲間は、以前は「鳥綱タカ目ハヤブサ科」だったのですが、日本鳥学会発行の日本鳥類目録改訂第7版(2012年)より「鳥綱ハヤブサ目…

羽ばたくコクガン

今年の2月18日から谷津干潟に,シベリア東部で繁殖し、国内にはほとんどが東北北部、北海道南部の各地域で越冬する絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)で、天然記念物(1971年)に指定されているコクガンが飛来しています。谷津干潟には2011年12月9日に…

春のあぜ道にいた珍鳥サバンナシトド

3月4日は、4月ころのような暖かい上天気になりました。絶好(ぜっこう)の野鳥撮影日和(やちょうさつえいびより)なので、重い腰を上げて、昨年の12月より話題になっているサバンナシトドの撮影に行ってきました。サバンナシトドは、埼玉県蓮田市の田園地帯…

人懐こいジョウビタキ♀

渡良瀬遊水地(わたらせゆうすいち)の林で人懐(ひとなつ)こいジョウビタキに会いました。ジョウビタキの♀は、オスに比べてとても可愛いクリクリした目をしています。このジョウビタキは、いつも道路脇の林で採食しているようで、道路を歩いていると、私の…

シノリガモのメスを争うオスたち

鹿島灘(かしまなだ)にある平磯海岸(ひらいそかいがん)に先ほど舞い降りたシノリガモたちは、岩礁の近くで潜水を繰り返し、採食していましたが、それが終わると岸辺近くに移動してきました。オスは、独特な模様があり全体的に青紫がかった濃灰色で頭部や…

一松海岸のミユビシギ

一松海岸(ひとつまつかいがん)は九十九里浜の南端部に位置しています。この海岸は、現在、海岸浸食の被害が深刻化しています。台風の接近に伴う高波が大きな要因の一つで砂浜は後退し海岸があちこちで崩落しています。その遠浅の砂浜の波打ち際をミユビシ…