なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

九十九里海岸のミユビシギ

寒風吹きすさぶ九十九里海岸、荒波の打ち寄せる砂浜にシギの群れが舞い降りました。ハマシギ? ミユビシギ?よく見ると全身がハマシギより少し小さいし(ハマシギ全長21cm,ミユビシギ全長19cm)、クチバシも少し小さく真っ直ぐです。かわいいミユビシギたちの…

九十九里海岸のミミカイツブリ

九十九里海岸の荒波をを避けるように岸辺ちかくにミミカイツブリがやってきました。ハジロカイツブリは、比較的よく見かけますが、類似種のミミカイツブリはあまり見かけません。ミミカイツブリのほうが冬鳥としての渡来数は少ないそうです。カイツブリの仲…

九十九里海岸のハマシギの群れ

外房(そとぼう)は太平洋の外洋(がいよう)なので黒潮(くろしお)の荒波がドドドドーと音を立てて押し寄せます。冬の北風も強くビュービューと吹きすさびます。その波打ち際の砂浜の上でハマシギの群れが荒波の描く曲線に沿って移動しながら採食して行き…

銚子漁港のアカエリカイツブリ

外房の海岸のあちらこちらでアカエリカイツブリを見かけました。その多くは海岸より遠く、撮影には向いていない距離でした。ところが銚子漁港の岸辺近くの海面に一羽のアカエリカイツブリが、のんびり浮いていたので撮影してみました。冬羽のアカエリカイツ…

アラナミキンクロと一緒に行動するクロガモたち

銚子漁港や九十九里海岸では、クロガモの群れをあちこちで見ることができます。九十九里海岸でクロガモの飛んでくるのを撮影していたら着水したと思われる付近にそのクロガモの仲間とアラナミキンクロがいました。このアラナミキンクロはクロガモの群れと一…

芝生の上を飛ぶハチジョウツグミ

近くの公園に「ハチジョウツグミが出ている」とのうわさ話を聞いていたので1月25日(日曜日)に、その公園に行ってみました。開園したばかりの時間だったので、人はほとんど見かけませんでした。 ツグミが芝生の上を歩いています。 逆光なので、色がはっきり…

ツクシガモとアカツクシガモ

九十九里海岸の海に近い池にツクシガモが採食しながら浮かんでいました。池を移動しながら水面にクチバシをつけ首を左右に振りながら採食と休憩をくりかえしていました。写真はいっぱい撮影したのですが、ツクシガモは、この繰り返しの動作しかしませんでし…

迷鳥コスズガモ

ちょっと前のことですが、1月13日に都市公園の池に「コスズガモが来ている」ということを聞いたので撮影に行ってきました。Wikipediaによれば、「コスズガモは、日本では迷鳥として冬季、北海道、宮城県、東京都、神奈川県、愛知県などで記録されている珍…

岩と波とシノリガモ

太平洋のうねってやってくる大波が九十九里海岸の岩礁にあたって波しぶきを上げています。 すざまじい厳しい外房の冬の風景です。海上を叩きつける北風もするどく「びゅーびゅー」と音を立て肌をさす寒さです。この激しい風は、目深(まぶか)にかぶっていた…

外房の珍客ケイマフリ

今年の1月17日に見たケイマフリは、昨年3月9日に見たケイマフリと同じ内海(うちうみ)で同一の行動をしていました。昨年見たケイマフリと同一個体かもしれませんが、はっきりしません。昨年3月9日に撮影したケイマフリ(以下3枚の写真) 環境省レッ…

蜃気楼(しんきろう)の洋上を飛ぶミサゴ

1月18日九十九里海岸は晴れ、寒風吹きすさぶ寒い朝、太平洋上にビル群が浮かび上がっています。蜃気楼の浮島現象(うきしまげんしょう)のようです。蜃気楼(しんきろうmirage)は、光の異常屈折現象の一つで,像の位置がずれたり,倒立したり,実在しない…

飛び回るクロサギ

銚子漁港のコンクリートの防波堤に2羽のクロサギがいました。その2羽のクロサギは、この防波堤付近を飛び回っていました。飛んではとまり、飛んではとまり、大きな岩の上やテトラポットの上から魚を狙っているようです。この岩やテトラポットの下の海が彼…

アラナミキンクロ2015

今年も九十九里海岸にアラナミキンクロがやってきました。アラナミキンクロは、北アメリカ北部で繁殖し、北アメリカ西海岸および東海岸で越冬する日本では稀な冬鳥だそうです。日本では1970年根室半島落石港にてビロードキンクロ、クロガモ、コオリガモ等と…

都立水元公園のアメリカヒドリ

都立水元公園に眼の周りの巴状の緑の斑がとてもきれいな鴨がいました。アメリカヒドリのようです。でも、残念ながら、正確には、ヒドリガモとアメリカヒドリの交雑種で、かなりアメリカヒドリに近い個体と思われます。他のヒドリガモに混じって、クチバシを…

ハンノキに群がるマヒワ

都立水元公園の川辺のハンノキの大木にマヒワの群れがむらがっています。マヒワは、全長12cmで雀より少し小さくメジロと同大の野鳥です。群れで行動し、食べ物を探しながら一箇所にとどまらないで採食しながら飛び回ります。ハンノキやマツヨイグサなどの…

いつ又帰る手賀沼遊歩道のコイカル

今年は、手賀沼遊歩道のコイカルに会えていません。 毎日、遊歩道を散歩している人たちもコイカルを見ていないようです。 私は、2008年の冬から遊歩道のコイカルを毎年撮影しているので寂しいかぎりです。コイカルが手賀沼遊歩道に戻ってくることを願っ…

蝋梅にとまるルリビタキ♂

雑木林の片隅に蝋梅(ろうばい)の木がありました。日本には17世紀頃に渡来した中国原産の蝋梅は、お正月頃から咲き出すそうです。色の少ない冬に咲く嬉しい花ですが、この蝋梅は、咲き始めたばかりでまだ少ししか咲いていません。そこにルリビタキの♂が蝋…

ヨシ原の赤い鳥ベニマシコ

枯れたヨシ原の茂みの中からフィ・フィ・フィと鳴き声が聞こえてきました。2羽ベニマシコのメスが見え隠れしています。ベニマシコは、小さな群れで行動し、木や草の実をついばむので、周辺を見回せば、他にも仲間がいるはずです。やっぱり、赤い色のオスが…

大胆なタシギ

稲敷市本新の田んぼにタシギがいました。タシギは主に田んぼにいるのでタシギと命名されているとのことです。。我が国には、タシギは春と秋の渡りの時期か冬鳥として飛来するようです。タシギの茶色と白い模様は保護色として機能しているので、土の上にいる…

ツグミの争い

稲敷市本新のシギのいる付近の畑にツグミがいました。畑でツグミが飛び跳ねているので、気になって見てみると、ツグミが喧嘩(けんか)をしているようです。その原因は、よくわかりませんが、何度も戦っています。どちらも負けていません!そのうち、両者は…

新春のタカブシギ

正月4日、稲敷市本新の田んぼでタカブシギが採食していました。タカブシギは旅鳥で、毎年この付近のハス田でよく見かけるので、それほど希少種と思っていなかったのですが、最近、環境省の第4次レッドデータ・ブック(2012年)の本を何気なく見ていた…

新春のミコアイサ

正月4日、池の上にミコアイサの群れが泳いでいました。この池は広いので岸辺から遠いと肉眼では豆粒ほどにしか見えません。望遠レンズで撮影してもそれほど大きくは撮れません。できるだけ近くのミコアイサを撮影しましたが、この日は、あまり近くには来て…

新春のハマシギ

正月4日お昼前、稲敷市本新の田んぼの上空で白い小さな鳥が乱舞しています。かわいい冬羽のハマシギの群れです。ハマシギは、冬羽はお腹が白く夏羽は黒いので、冬の今は白さが目立ち朝日に輝いてとても綺麗です。ハマシギは、古来よく知られていて、歌にも…

新春のヨシガモ

新春1月4日は、天気予報では、朝から晴れのはずでしたが、この池に来た時はまだどんより曇っていました。このヨシガモを撮影した後で天気は回復して上天気になったのですが・・・。実は、ヨシガモを撮影する条件は晴れでオスの頭に光があたって目が光り、…

アシ原でハンティングするチュウヒたち

正月1月4日の朝、利根川下流域のアシ原をゆったりと飛ぶ冬の鷹チュウヒの姿がありました。この付近のアシ原は、利根川の堤防によって川側と田んぼ側に分断されています。川側でハンティングするチュウヒと田んぼ側でハンティングするチュウヒがいます。も…

利根川上空を飛ぶミサゴ

利根川下流のヨシ原に一羽のタカが現れました。堤防の上を一跨ぎに一直線に飛んでいきます。ヨシ原の鷹チュウヒに注目していたので、かなり接近してから気が付きました。チュウヒではありません。身体が白いのでミサゴかと思いましたが、尻尾が長いし、眉斑…

新春に飛ぶオオヒシクイ

正月4日の午後、霞ヶ浦江戸崎入干拓地(かすみがうらえどさきいりかんたくち)のオオヒシクイたちは農道で休んでいました。 ところで現在ヒシクイがエサ場にしている水田は、戦前は、広い湿地帯で、多くのガンやカモが渡来していたそうです。1939年江戸崎入…

夕日に羽ばたく手賀沼のバン

冬の昼七ッ時(午後一六時ころ)の陽(ひ)が湖面に差し込む手賀沼にバンがいました。バンは何を思ったのか急に羽をばたつかせました。光線の衰えた太陽の陽をあびてバンはのんびり泳ぎ始めました。いつもはすぐに隠れてしまう警戒心のとても強いバンには珍…

青空に舞い上がるコハクチョウ

冬の朝、家族の絆が強いコハクチョウたちが、「コー、コー」と盛んに鳴き交(なきか)わしを始めます。日が昇るにつれ、コハクチョウたちは、ネグラからエサ場に飛び立って大空に舞い上がります。コハクチョウの大空を飛ぶ光景は、ここ、稲敷市本埜の冬の風…

れんこん畑の水喜鵲(すいきじゃく)

稲敷市浮島(いなしきしうきしま)の「れんこん畑」でセイタカシギが採食していました。まだ上がり切らない太陽の光線が「れんこん畑」を淡いピンクに染めて穏やかな朝の雰囲気を漂わせています。 セイタカシギは、江戸時代では、迷鳥としてしか見られなかっ…