なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

葭原にダイナミックに着地するサンカノゴイ

6月29日は、朝から土砂降りの雨。天気予報では、「不安定な天気で雷雨の予想」が出ていました。今日の撮影は、無理かと思って、「雨雲レーダー」で雨雲の動きをみると、午後からは何とか晴れそうです。地区ごとの詳細予報も午後には、晴れとのことなので…

北新田に咲くヒルガオ

フジテレビの番宣によれば 7月からのフジテレビの「木曜劇場」は上戸彩(うえどあや)主演の『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』に決定したそうです。女優の上戸彩は、昨年放送の大ヒットドラマ「半沢直樹」や昨年公開の映画「武士の献立」などで妻役を好演し…

手賀沼で遊ぶオオバンの親子

梅雨空のどんよりした曇り空の下、手賀沼の岸辺でオオバンの親子を見つけました。のんびり遠足に来ているような風情です。子供も親と同じくらい大きく育ちました。オオバンの親が子供の後ろにまわってお尻をクチバシでつつき追いかけはじめました。子供は必…

手賀川路傍のモンキチョウ

手賀川にそって続いている道の草むらにモンキチョウが舞っています。紫色の花にとまって吸蜜しています。梅雨のどんよりした「灰色の世界」に紫と黄色がクッキリとうかびあがって見えます。こんな天気でも蝶は、休まず頑張っているようです! 閑話休題ー日本…

木の上でさえずるオオヨシキリ

梅雨空のどんより曇った蒸し暑い昼下がり、オオヨシキりの声が聞こえます。手賀川の中州の木の上でさえずっています。遠いのですこし近づいてみたら気付かれて下の草むらに逃げられてしまいました。雨に降られそうなので引き上げました。 閑話休題ーミュージ…

虫を捕えたオオヨシキリ

草叢(くさむら)で何かの鳥がうごめいています。どうもオオヨシキリのようです。草の中を飛び跳ねて何かを狙(ねら)っています。虫も逃げ回っているようで、オオヨシキリもその都(つど)度、飛び跳(は)ねているようです。何か虫を捕(つか)まえたよう…

クサフジにとまるキマダラセセリ

初夏の路傍の雑草の中に紫色の綺麗な花が見え隠れしています。鳥の撮影で何度かこの道を歩いているのですが、この花に気付いたことはありませんでした。それほどひっそりと咲いています。そこに黒と橙色の蝶が飛んで来ました。歩いている人は、無関心に通り…

巣材を運ぶオオヨシキリ

利根川中流域の葭原でオオヨシキリがしきりにとびまわつています。よく見ると同じ茂みに入っていきます。何をしているのかと思って撮影してみたらクチバシに枯れ草をくわえています。オオヨシキリが巣作り用の材料を運び込んでいるようです。オオヨシキリの…

梅雨空の靄の中を飛ぶサンコウチョウ

梅雨空(つゆぞら)の靄(もや)のかかった薄暗い森林の中をサンコウチョウが飛んでいました。長い尾をひらめかしながら飛んでいます。 オスのサンコウチョウです。ここのサンコウチョウは、立派な長い尾をもっている成鳥のオスのようです。 サンコウチョウ…

カッコウ対オオヨシキリ(川中島の決闘)

梅雨(つゆ)が続いています。 6月20日は、午前4時には大雨でしたが、5時には上がりました。雨上がりの一面の濃い「朝もや」が、早朝(そうちょう)の利根川中流域(とねがわちゅうりゅういき)の葭原(よしはら)をおおっています。時々、カッコウの鳴…

平手造酒とコジュリン

昨日のブログに掲載したように笹川は、天保水滸伝(てんぽうすいこでん)の舞台(ぶたい)です。笹川一家で死亡したのは、平手造酒(ひらてみき)ただ一人でしたが、天保15年の出入り(でいり)の際に死んだのではなく、臨終(りんじゅう)は翌日の朝で、…

天保水滸伝とオオセッカ

浪曲(ろうきょく)で有名な玉川勝太郎(たまがわかつたろう)の名調子(めいちょうし) ♪♪「利根の川風 袂(たもと)に入れて 月に棹(さお)さす 高瀬舟(たかせぶね)」♪ は、利根川下流域の笹川周辺(ささがわしゅうへん)を語(かた)っています。 坂東…

笹川のコヨシキリ

最近、手賀沼遊歩道では、オオヨシキリばかりで、コヨシキリは、ほとんどみかけません。我孫子市近くの利根川まで出向けばコヨシキリも観れるのですが、やはり遠いので、今年はまだ見ていませんでした。そこで、そのうちにコヨシキリを撮ってみたいと思って…

田んぼのサンカノゴイ

印旛沼にいるサンカノゴイです。この時期には印旛沼のサンカノゴイは早朝、沼から遠くの田んぼに飛び立ち、カエルなどの獲物を探しています。探鳥会での撮影なので、この印旛沼に長居はできません。その間に彼らが沼に帰ってくるのを待つのですが、ちょうど…

梅雨の晴れ間に飛ぶヨシゴイ

日曜日は梅雨の晴れ間の上天気になりました。印旛沼・笹川探鳥会に出席しました。印旛沼では、ヨシゴイが飛んでいましたが、近くを飛んでくれませんでした。 サンカノゴイも遠くの田んぼの方で首だけ出していましたが。沼の方に飛んできてはくれませんでした…

手賀沼遊歩道のモンシロチョウ

「蝶の飛(ちょうのとぶ) ばかり野中(のなか)の 日かげ哉(ひかげかな)」 (松尾芭蕉) この句の 出典は「笈日記(おいにっき)」で 貞亨2年(1685年)、「野ざらし紀行」の旅の途中、鳴海付近で詠まれた芭蕉の晩年の句とのことです。 (意訳)春の…

手賀沼遊歩道の葭原雀

手賀沼遊歩道脇の立木にオオヨシキリがとまってさえずっています。全方向にむかってさえずります。「ギョギョシ、ギョギョシ、キー、キー、キー」と大声で騒(さわ)がしく鳴いています。 「能(のう)なしの 眠たし我を 行々子」 (松尾芭蕉) (意訳) 実…

手賀沼遊歩道の花菖蒲

6月の梅雨の中でも花菖蒲(はなしょうぶ)は、艶(あで)やかな姿できわだっています。手賀沼遊歩道脇の菖蒲畑で、色とりどりの花菖蒲が佇(たたず)んでいます。 この近辺の花菖蒲の名所は、水元公園(みずもとこうえん)がありますね。 この付近の「花菖…

手賀沼遊歩道の行行子

手賀沼遊歩道を歩くとオオヨシキリの声に包まれます。夏の鳥の代表は、オオヨシキリかもしれません。「ギョギョシ ギョギョシ キーキーキー」と大きな鳴き声がアシ原のあちこちで聴くことができます。こんなに盛大に鳴いているのに草むらの中で囀るオオヨシ…

その後のコブハクチョウの子供たち

手賀沼遊歩道を歩いていたら、岸辺にコブハクチョウの親子を観つけました。 岸部に集まって遊んでいるようです。 子供たちは、かなり大きく育っています。何羽いるのか数えてみたら7羽います。以前このブログに掲載した生まれたての7羽のコブハクチョウた…

ヒナたちを誘導するオオバンのお母さん

朝、梅雨(つゆ)の雨はあがったけれど、なお雲が立ち込めて、すぐにでも雨が降りそうな薄暗い手賀沼。午後から雨の予報ですが、いやな予感がしています。 手賀沼の葦原(よしはら)で水しぶきがあがっています。 あれっ! 小さな黒っぽい水鳥が葦(よし)の…

梅雨に濡れるアジサイ

「あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを(安治佐為能 夜敝佐久其等久 夜都与尓乎) いませわが背子 みつつ偲はむ ( 伊麻世和我勢故 美都々思努波牟)」 橘 諸兄’(たちばなのもろえ) (万葉集 巻二十−4448) (意訳)あじさいの花が、幾重(いくえ)にも…

松之山の満開の桐の花にとまる鳥

桐(きり)は、日本原産ではないそうで、古代に輸入されたようですが、詳しいことはわかっていないようです。桐は、「王朝文学(おうちょうぶんがく)」の代表作、「源氏物語(げんじものがたり)」や「枕草子(まくらのそうし)」の題材(だいざい)になっ…

松之山付近の景色と植物

新潟県松之山付近の里山は、稀少(きしょう)な鳥たちを観るだけでなく、和やかな自然に触(ふ)れることができます。あちこちで「桐(きり)の花」に出会いました。いままでに、これほどたくさんの「桐の花」を観たことはありません。青空に、薄紫の気高(け…

松之山のチョウ

松之山のブッポウソウの撮影地に飛んでいた蝶々です。タテハチョウ科のミスジチョウ類(コミスジ、オオミスジ、ホシミスジ、ミスジチョウ)どれも似ていますのでどの蝶かはっきりしません。一番上の筋が点状にみえるのでホシミスジのような気がしますが間違…

松之山のサンショウクイ

新潟県松之山付近ではサンショウクイ(山椒食)によく出会います。でも、この付近には「チゴモズ」や「ブッポウソウ」などの「サンショウクイ」以上に稀少な鳥がいるので、どうしても影が薄くなってしまいます。 そのため、最初のうちは撮影意欲があるのです…

松之山のチゴモズ

チゴモズは珍鳥(ちんちょう)なので、松之山探鳥会で2日間あちこち探し回りました。 なかなか見つかりません。 チゴモズが、桐(きり)の花にとまっていたという情報があったようですが、この辺りには桐の花があちこちに咲いていて特定できません。20人…

松之山のブッポウソウ

掲載写真は、6月1日〜2日の「探鳥会」で撮影した新潟県の松之山のブッポウソウです。探鳥会参加の20人の人数に驚いた現地のブッポウソウは、マイクロバスが近づいただけで逃げていたのですが、最終日に遠くからでしたが、ようやく撮影することができま…

市川市動植物園のバラ「マダム サチ」

金田一春彦著「ことばの歳時記」の「日本のバラ」の説明に面白いことが書いてあるので少し長い文章ですがご紹介してみます。 「古典的なウメ・キクからはじめて、百合子、蘭子、あるいは新しい傾向のすみれやカンナに至るまで、日本では各種の植物の名、花の…

市川市動植物園のバラ「ブライダル・ピンク」

バラの歌でよく知られている歌にシューベルトのドイツ歌曲「野ばら」があります。この歌詞は、ドイツの詩人ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe/1749-1832)による1770年頃の作品だそうです。日本では、近藤 朔風(こんどう さくふう)訳詩の ♪「童は見たり…